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エリザベス・サンダース・ホーム 奥多摩の桜12本を植樹 ボランティア団体が寄贈

社会

公開:2018年5月25日

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敷地内に桜の苗木を植樹
敷地内に桜の苗木を植樹

 大磯町のエリザベス・サンダース・ホームで、5月19日に桜の植樹が行われた。同ホームの創立70周年などを記念して、ボランティア団体がオオシマザクラなどの苗木12本を贈り、敷地内に植えた。

 ホームに桜を提供したのは、奥多摩を拠点に活動する「多摩サクラをつなぐ会」(原島賢明会長)。三井系企業のOB・OGからなる「三井ボランティアネットワーク事業団」(=三井V―Net)湘南倶楽部が両者を仲立ちした。

 湘南倶楽部は社会貢献活動の一環として、2000年から年6回、同ホームの清掃活動を実施。これまでに枯葉の清掃や庭木の剪定、自転車修理などを87回行ってホームと親睦を深めてきた。同会とは多摩川に桜を植栽する活動を通じて以前から交流があり、昨年、湘南倶楽部が同ホームで竹とんぼ教室を開いた際に、その材料を同会へ依頼。ホームを訪れた同会から「周年の記念に桜を植えては」と提案があったことをきっかけに、今回の植樹が実現した。

桜咲き誇る施設に

 用意された桜の苗は、同会が奥多摩で種から育ててきたもの。オオシマザクラとシダレザクラがあり、同ホームに7本、併設の認定子ども園あおばとに2本、澤田美喜記念館に3本植えられた。

 植樹には原島会長、三井V―Netの誉田卓也事務局長、社会福祉法人エリザベス・サンダース・ホームの宮崎道忠理事長、同園の高橋冨美子園長をはじめ各団体の会員や職員、同園に通う親子などが出席した。原島会長は「皆さんがたくさんの桜を楽しめるように、今後も植樹を続けていければ」と話し、宮崎理事長は「桜を立派に育てて、次の子どもたちへと大切に引き継いでいきたい」と感謝を述べた。

創設時からの縁

 同ホームと三井グループには浅からぬ縁がある。ロンドンで子どもの養育係として三井家に雇われ、来日して日本で亡くなった英国人エリザベス・サンダース女史の遺産が、同ホーム創設時の最初の寄付金となった。創設者の澤田美喜は女史に敬意を払い、ホームの名前としたという。

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