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ポートハウスてるがさき 明治気分でお出迎え 水着の再現や顔出しパネル

社会

公開:2018年7月20日

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監視員も明治風のユニフォームに
監視員も明治風のユニフォームに

 大磯町のポートハウスてるがさきが、7月14日からプールの毎日開放を始めた。今年は明治150年を記念して、当時の雰囲気を感じさせるような企画を複数用意して利用客を出迎える。

 大磯の照ヶ崎海岸は1885(明治18)年に、当時の陸軍軍医総監を務めた松本順が日本で初めての海水浴場を開設した地。松本は旅館兼診療所の禱龍館を建て、私財を投じて当時非常に影響力のあった歌舞伎役者の尾上菊五郎や中村福助らを同館に招いて、人気歌舞伎狂言作者の河竹黙阿弥に筆をとらせた「名大磯湯場の対面」を新富座で公演するなど、大磯の宣伝に努めた。

 ポートハウスてるがさきでは明治150年を記念し、尾上菊五郎が大磯を訪れた姿を描いた錦絵「大磯禱龍館之図」をモチーフにした顔出しパネルを設置。明治期の海水浴場の雰囲気を感じてもらおうと、プールの監視員が当時の最先端ファッションだった海水着(通称『シマウマ』)風のユニフォームで利用者の安全を見守る。また大磯海水浴場の歴史を伝える写真のパネル展示も実施。シマウマを着た海水浴客と現在でいうライフガードの役割を務めたジイヤ、海の家のルーツの海水茶屋、イタゴに乗った波乗りの様子など、貴重な写真資料が解説と共に展示されている。ポートハウスてるがさきでは「明治150年の記念の年に、当時の大磯海水浴場の雰囲気を感じながらプールを楽しんでもらえれば」と話している。

 プールの毎日開放は8月31日(金)まで。営業時間は午前9時〜午後5時。問い合わせはポートハウスてるがさき(大磯1398)【電話】0463・61・4329へ。
 

設置された顔出しパネル
設置された顔出しパネル

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