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大磯・二宮・中井 社会

公開日:2018.11.02

飼い主とマッチング
平塚に保護猫カフェ開設

  • 店内で保護猫を抱く井上さん

 飼い主のいない猫との触れ合いを楽しんでもらいながら里親を募る「譲渡型保護ねこカフェにじのはし」が11月1日、平塚市明石町にオープンした。サン・ライフのグループ会社でペット専門のセレモニー事業を手掛けるウェイビー(井上充代表)が運営する。

 同店は、県動物保護センターや動物愛護団体から猫を引き取り、放し飼いの空間で猫と触れ合いたい人に過ごしてもらう。一般的な「猫カフェ」と違うのは、飼い主探しを目的としている点だ。

 同社代表の井上さんは二宮町で今年4月、「にのみや地域ねこの会」を設立した。飼い主のいない猫と、ごみ荒らしや糞尿など猫による近所トラブルを減らすことを目指す。保護した猫に避妊・去勢手術を施し、地域住民の理解のもとで寝床と餌場、猫用トイレを与えて適切に管理。野良猫とは区別した「地域猫」として命を見守る活動を行っている。

 同会や近隣の保護猫団体では猫の里親探しにも取り組んでいて、井上さんはボランティアの負担を痛感していた。「保護するために借家をする人もいて限界を超えている」と話す。

 保護猫カフェを開設した井上さんは「情が湧いてしまい、いつかもらわれると思うと涙が出そう」と猫の頭を撫でながら苦笑い。それでも年間100匹の譲渡が目標だ。

 カフェは30分700円(1ドリンク)で運営し、ペット仏具店も併設した。収益を上げながら保護猫活動を軌道に乗せるつもりだ。問い合わせは同店【電話】0463・25・5007(明石町24の13)。

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