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公開日:2018.12.14

第100回の大磯市(おおいそいち)
地域の活性化めざし9年目

 大磯港をメイン会場に毎月第3日曜日に開催されている「大磯市(おおいそいち)」が、12月16日(日)に100回目を迎える。8年前に19店から始まった市が、県内外から5000人もの人と活気を招くイベントに成長した。

 大磯市は大磯町漁業協同組合や観光協会、商工会、町内のNPOなどでつくる大磯市実行委員会(加藤孝委員長)の主催で、2010年9月に始まった。港で開くマーケットと街中の店舗やイベントが連携することで「大磯全体を市(いち)にする」こと、また港を大磯で仕事を始めたい人のチャレンジの場として開放することで若者を呼び込み、出店を足がかりに町内に実店舗を持ってもらうなど、町の活性化や定住促進につなげることなどを目的としている。

 マーケットには毎回、魚や野菜などの地場産品をはじめ雑貨や工芸品、飲食物を扱うキッチンカーなど約200店が並び、弾き語りやダンスなどの発表の場にもなっている。大磯市の立ち上げから中心的役割を担う実行委員の原大祐さん(40)は「長いがあっという間にも感じる。お客さんが全然来なかった第1回から、出店者も来場者も楽しめる場づくりを心掛けてきた。メディアの紹介で来場者が一挙に膨れ上がったこともあったが、一過性では意味がなく、町内外の人が定期的に足を運びたくなる場でありたい。8年を経て、ようやくイベントから日常になってきた」と振り返る。

 大磯市をきっかけに町内に店舗を開業する人や仕事が増えた工芸作家も出てきた。原さんは「物事を続けるには新しい血を入れて常に進化することが必要。今後は意欲のある後進の育成にも取り組んでいきたい」と話す。第100回大磯市は、午前9時から午後2時まで。

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