創業は昭和41年。豆腐や厚揚げ、湯葉、がんもどきなどを製造し、飲食店や施設などに卸している。小売りもしていて、「絹ごしの厚揚げは絶品。週に6つは食べている」と話す近所の常連客も。中井町の小中学校と保育園の給食には同社の豆腐が提供されている。
父が始めた家業を継ぐのにあたり、横浜の豆腐店に住み込みで入った。約2年、早朝4時から晩まで身を粉にして働いた。「物心がついた頃から豆腐屋をやるのは当たり前と思っていましたから」
豆腐づくりには井戸水を使用。同じ品種の大豆でも産地によって違いがあり、気候や気温の変化に応じて豆をふやかす時間などを日々調整する。「工程がとてもシンプルだからこそ、一つひとつの作業を丁寧にやることが大事で気を抜けない」という。
大型店に押されて豆腐店がなくなりつつあるなか、確かな品質の手作りの味を守り続ける。
大磯・二宮・中井版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|