大磯町観光協会が主催する「第6回大磯町観光フォトコンテスト」の審査結果が発表され、最優秀賞に同町在住の多田勝顕さん(91)=人物風土記で紹介=の作品「冬の夕暮れ」が選ばれた。
コンテストでは大磯町の四季折々の風景や自然、街並み、イベントなどを撮影した写真を第1部門「大磯の自然と風景・花だより」、第2部門「大磯のイベントと催事と祭り」、第3部門「自由(観光を表現した作品)」の部門別に募集し、町内外から130点の応募があった。
一瞬の魅力捉える
部門を超えた最優秀賞に選ばれた多田さんの作品は、雪景色の鴫立庵を捉えた一コマ。審査員の吉村英夫さん(写真家)から「フィルムカメラで撮影し、絞り・シャッター速度も適格。雪降る鴫立庵の空気感がよく表現されている」と講評された。多田さんは「近所に住んでいるので鴫立庵の写真はよく撮っていたが、この日は雪の降り方や積もり方がとても見事だったのでシャッターを切った。まさか最優秀賞に選ばれるとは思わず、ただただ驚いた」と受賞の喜びを語った。
審査では他にも特別賞1点、各部門の優秀賞1点と奨励賞2点が決定。照ヶ崎海岸からダイヤモンド富士を捉えた作品や、神輿の勇壮な浜降りの様子、紅葉に包まれた郷土資料館を収めた作品などが選出されている。
最優秀賞以外の入賞は次の通り。作品名、氏名、住所の順。敬称略。
【特別賞】「揃い踏み」小澤倶治(小田原市)【第1部門】▽優秀賞「明治150年のダイヤモンド光芒」夢藤昌彦(大磯町)▽奨励賞「旧安田善次郎邸とさつきの庭散策」小野寺純一(大磯町)、「春爛漫」高田誠二(大磯町)【第2部門】▽優秀賞「海の町」下川勝利(小田原市)▽奨励賞「御船で木遣り」石井良二(南足柄市)、「竹林に咲く、火の花」岩田考広(大磯町)【第3部門】▽優秀賞「秋の郷土資料館」牛山健司(二宮町)▽奨励賞「黄金の時」城戸和子(小田原市)、「夏を謳歌」佐藤泰弘(茅ヶ崎市)
入賞作品は4月9日(火)から16日(火)まで、JR大磯駅前の大磯迎賓舘ギャラリーで展示される。水曜日定休。
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