大磯町の郷土資料館で企画展「吉田茂新収蔵資料展」が開かれている。同展では2年前に旧吉田茂邸が開館して以降、多方面から寄託・寄贈された吉田茂ゆかりの新資料を中心に約50点を展示している。
展示資料は、ほとんどが初公開の品。吉田直筆の書や書簡をはじめ、日本国憲法の草案、内閣総理大臣の任命辞令、昭和3年の昭和天皇御大礼で吉田が着用した装束や国内外で受賞した勲章などの貴重な資料も多数展示している。外交官時代の吉田が赴任先の諸外国から養母に送った絵葉書も展示されており、家族を気遣う吉田の人柄がうかがえる。平塚市から訪れた60代の夫婦は「たくさんの資料から吉田茂の功績や人となりを知ることができた」と満足そうに話していた。
企画展は6月23日(日)まで。観覧無料。午前9時から午後5時(入館は4時30分)まで。月曜休館。問い合わせは同館【電話】0463・61・4700へ。6月30日(日)まで旧吉田茂邸で「吉田茂写真展」も同時開催中(有料)。
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