歩行中の母子や幼児が巻き込まれる交通死亡事故が全国で相次いでいる。大磯・二宮・中井の人身事故は年々減少傾向にあるが、高齢者の関わる事故の割合は増加。連日の事故報道を受けて免許証の自主返納者も増えている。
大磯警察署と松田警察署によれば昨年(2018年)の人身事故は大磯町と二宮町で128件、中井町で20件発生しており、いずれも前年より減少した。このうち65歳以上が加害者または被害者になった「高齢者の関係する事故」が全体の4割以上を占めている=表。
追突や出会い頭、横断歩道上での事故が多く、2019年も同様の傾向が続いているという。大磯署は「ドライバーの注意不足が主な原因だが、高齢者の場合は若い頃より身体能力や判断力が低下していることを自覚することが大切」と語る。
また池袋や滋賀県の交通死亡事故が報道されて以降、警察署へ運転免許証を自主返納に訪れる人の数も増えている。各警察署では「運転に自信がある人ほど危ない。ドライブレコーダーなどを使って自分の運転を客観的に見てみることをお勧めする」(大磯署)、「生活に車が欠かせない地域では、運転が心配でも返納をためらってしまいがちになる。周囲でサポートができないか、家族でよく話し合ってもらいたい」(松田署)と検討を呼びかけている。
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