学校給食がない夏休みに、社会奉仕団体の二宮ロータリークラブ(RC)が「子ども食堂」を開いている。栄養バランスのとれた昼食を週1回無料で提供。子どもたちが安心して過ごせる居場所づくりも担う。
7月30日の正午。二宮山西キリスト教会で幼児や小学生、その保護者など約20人が賑やかに昼食を囲む。献立は野菜たっぷりのシチューとサラダ、パン。子どもたちが空にした食器を厨房に下げると、デザートのプリンとスイカも振る舞われた。
2回目の来場という二宮小学校3年の女の子は「食べた後に2階の図書室で本を読んだり、遊んだりできるのがいい」と笑顔。3人姉妹の子と食事をしていた母親は「みんなでご飯を食べられて子どもが楽しんでいる。親も助かり、とてもありがたいです」と話した。
同RCが主催する子ども食堂「ハレルヤキッチン」は、今年の春休みに初めて開かれた。今回は国際RCから助成金を受けることができ、無料で提供することにしたという。同教会が場所を貸してくれたほか、二宮町社会福祉協議会や町民ボランティア、農業生産者などが食材の準備や調理などに協力する。メニュー作成やカロリー計算は管理栄養士が引き受けた。
会長の熊久保時彦さんは「共働きなどで親が忙しく、給食がない時期の子どもの孤食や粗食を少しでも避けられるようにしたいというのが、子ども食堂の趣旨。居場所づくりも兼ねる」と話す。
夏休みの間に全6回開催。定員約30人の完全予約制で、親も一緒に食べられる。午前11時30分から午後1時30分まで。申し込み時に食物アレルギーの有無を確認する。
今後の開催日は次のとおり。▽8月5日(月)=ひんやり冷やし中華▽13日(火)=彩り鮮やかちらし寿司▽20日(火)=定番チャーチカレー▽27日(火)=ニコニコあんかけ焼きそば
申し込み・問い合わせは同教会【電話】0463・71・2167(留守番電話の場合は連絡先をメッセージに残す)。
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