昨年1年間に大磯町を訪れた観光客数は2017年に比べて約19万人(20・2%)増加の110万3000人だったことが、県の調査結果で分かった。海水浴シーズンの好天や明治記念大磯邸園の特別公開が観光客を牽引した。
県が8月5日に発表した18年の入込観光客調査結果(推計値)によると、県内全域の観光客は2億26万人。前年より43万人(0・2%)減少した。そのうち日帰り観光客は全体の約9割にあたる1億8235万人。宿泊客は1791万人で、7年連続で過去最多を更新した。
地域別では、三浦半島地域と湘南地域、丹沢・大山地域などで観光客数が前年を上回った。湘南地域は前年比139万人(2・7%)プラスの5241万人。海水浴場が賑わったことや、江の島のライトアップイベントが人気を博したことなどが要因に挙げられている。
観光客100万人の大台に乗った大磯町では、「大磯海岸」に前年より約12万人多い42万人、「大磯ロングビーチ」に5万人増の21万人が訪れた。左義長や国府祭などの「地域伝統行事」が7万4000人、「旧吉田茂邸」は6万7000人。観光客による消費額は約28億7000万円だった。
「昨年は梅雨明けが早く、夏場の天候が良かったため、海水浴場の利用者が増えた。明治150年を記念した大磯邸園の公開も観光客数の伸びにつながった」と町産業観光課の担当者。今年は「なぎさの祭典」が中止になり、お盆に台風が接近して水を差された格好だが、「平塚市と連携したスタンプラリーや『うつわの日』などの企画もある。夏だけでなく、秋から冬にかけても大磯に足を運んでほしい」とアピールする。
二宮町の観光客は56万4000人。「吾妻山公園」に37万人、「二宮海岸」に9万5000人が来た。中井町は27万4000人で、前年より約13万人増。パークゴルフ場や星槎中井スタジアムなどがある「中井中央公園」を約14万人が利用した。
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