小学生が正しい自転車走行の技能と知識を競う、第41回自転車の安全な乗り方足柄上地区大会(足柄交通安全協会・松田警察署主催)で、中井町の「ききょうチーム」が団体優勝に輝いた。同町チームの優勝は1983年の大会以来36年ぶり。
8月22日に南足柄市体育センターで大会があり、同市と足柄上郡5町から15チーム・選手60人が出場。30分間で60個の問題に答える学科テストと、交通法規に従った自転車の乗り方の正確さや運転技能を審査する2種類の実技試験に挑んだ。
1組4人による総合得点で団体優勝を決めた「ききょう」のメンバーは、井ノ口小学校の石渡瑛登さんと宮本初菜(ういな)さん、井上京助さん、梅橋莉子さん。石渡さんは個人で第5位、梅橋さんは第9位となる成績を収めて入賞した。過去40回の大会で誰もいなかった学科満点賞を、宮本さんが取った。同チームは来年6月に行われる県大会に出場する。
開成町チームの10連覇阻む
中井町では5年生12人が3つのチームを結成。8月15日から21日までの1週間、中井中央公園駐車場で特訓に汗を流した。交通指導隊員と駐在所の警察官が子どもたちの指導やサポートに当たった。「しらさぎ」と「なかまる」の2チームも本番で健闘。団体8位になった「しらさぎ」の加々美奏佑さんが敢闘賞に選ばれた。
「ききょうチーム」の大活躍は、前回まで9年連続最高位だった開成町チームの10連覇にストップをかけた。優勝を逃した開成勢は「開成小学校Aチーム」が準優勝。第3位に「開成南小学校Aチーム」が入った。
中井町交通指導隊の隊長を務める原田啓治さん=人物風土記で紹介=は「緊張する大会で選手たちは元気よく実技ができた。一生懸命に取り組んでくれたことが嬉しい。これからも正しく安全な自転車の乗り方を続けてほしい」と話す。
そのほかの中井町の出場選手は次のとおり。敬称略【なかまるチーム】▽矢部陽大(はると)▽重田柑菜▽佐藤真帆▽高見真央(まひろ)(中村小)【しらさぎチーム】▽加々美奏佑▽木村明日(あす)▽高橋駿太(はやた)▽松本実來依(みらい)(井ノ口小)
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