三重県伊勢市で8月に開催された「文部科学大臣杯第62回小学生・中学生全国空手道選手権大会」の団体戦中学生男子組手の部で、日本空手協会相州二宮支部の3選手が第5位に入賞した。
チームを組んだのは、原樹佑(みきひろ)さん(二宮中1年)と旭南(あさひな)亮丞(りょうすけ)さん(同2年)、舟木大河(たいが)さん(小田原市立橘中1年)。4月にあった県大会で第3位となり、神奈川代表チームの一角として全国大会への出場権を得た。
試合は78組によるトーナメント方式で行われた。福岡県と三重県のチームを下した相州二宮は、3回戦で優勝候補と目されていた東京都のチームと対戦。両者互角の1勝1負1引き分けから代表戦で決着する展開に。上級生の旭南さんが試合場に立ち、刻み突きと中段突きを決めて勝利。相州二宮は4回戦まで進出した。
「県大会では先輩としての働きを果たせなかった。(代表戦は)緊張するけれど、勝たなければ」。県大会の試合で脚に打撲を負い、途中棄権した旭南さんは強い気持ちで大事な勝負に挑んだという。「全国5位になれて素直にうれしい」と原さん。舟木さんは「1回戦から気持ちを高めて試合することができた」と振り返る。「周りの先生たちが『(優勝候補に)負けても全力でやってこい』と言葉を掛けてくれたことも力になった」。選手たちはそう口を揃える。
3人を指導する師範の原伸定さんは「地道に稽古を続けてきた結果が出た。教え甲斐がある選手たちで良くやった。これからも年下の子たちの良い手本となってほしい」と期待を込める。
原さんと舟木さんは10月に行われる関東大会の個人戦に出場する。「選手のレベルが高い関東でいい結果を残したい」と原さん。舟木さんは「色々な人と試合をして技術を磨き、教えを吸収していきたい」と抱負を話す。
全国大会では個人戦でも同支部の部員が健闘。小学5年生男子組手の部でタンポス悠人さん(鎌倉市立七里ガ浜小)が第5位、中学2年生女子形の部で倉品こころさん(茅ヶ崎市立萩園中)が第7位に入った。
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