職業体験イベント「ぷちおおいそ」が、10月20日に大磯プリンスホテルプールセンターで開かれた。会場内に設けられた仮想の町で、町内の小学生390人が職探しから給料を受け取り消費するまでの流れを体験し、社会の仕組みを学んだ。
大磯町内で事業を営む店舗や団体の協力で過去最大46の体験ブースが並んだ今回、子どもたちは会場内の「ハローワーク」で仕事を探して、飲食物の販売や自動車整備、宅配便、マッサージなどの各ブースで働き、発生した給料(通貨単位『ぷち』)から10%の税金を差し引かれた報酬を「銀行」で受け取ると、今度は各ブースで買い物を楽しむ側に回った。
各ブースには4〜6年生の「子ども店長」がおり、商品の価格や給料を決めたり、働きに来た児童に仕事を教えるなど店の運営を取り仕切った。会場内に貼り出す求人広告や看板も作り「お客さんにいっぱい来てほしい」と笑顔を浮かべた。
継続に課題も
平塚で開催されている「ぷちひらつか」の大磯版として2015年に始まったこのイベント。年々規模も拡大しているが、運営費の面で課題もある。活用する国の助成金だけでは賄えず、寄付や実行委員会の持ち出しなどで支えているのが現状だ。横井太一実行委員長は「子どもたちが働くことの面白さを知り、大人になった時に楽しく仕事ができるようになってもらいたい。毎年楽しみにしてくれている子どもたちのためにも、知恵を絞り、皆様の協力を頂きながら続けていきたい」と思いを語った。
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