子育て世代に対する情報提供や相談窓口、親子の交流の場となる「大磯町石坂巻子記念子育て支援センター」(大磯387の3)が、11月1日(金)に開所する。
同町では2010年に国府新宿にオープンした「横溝千鶴子記念子育て支援総合センター『めばえ』」が、子育て中の親子が自由に交流できる「つどいの広場」や専門職による育児相談、子育て関連の講座などを行って子育て支援の拠点としての役割を担ってきた。町内に住む就学前の児童とその保護者なら誰でも利用できるが、立地の面で町西部からの利用が多く、町東部に住む親子に対しては生涯学習館や保健センターなどの4会場で日ごとに開設する「東部つどいの広場」でカバーしてきた。東部にも拠点施設を望む声があり、町は故石坂巻子氏から14年に「次代を担う青少年を育成する施設として活用してほしい」と土地と建物の寄付を受けたことから、新たな支援拠点の開設準備を進めて来た。
東部待望の施設
10月29日に関係者による竣工式が催され、テープカットや来賓の祝辞、施設の内覧が行われた。あいさつに立った中崎久雄町長は「地域の親子の交流を促進し、子育ての孤立感や負担感の解消を図りながら、子どもたちがこの場所でのびのびと大きくなってほしい」と期待を込めた。今後、施設の愛称も募集する。
同センターは敷地面積378・67平方メートル、建物床面積140・77平方メートル。木造平屋1階建てで、屋内にはつどいの広場や相談室、こども用トイレ、授乳コーナーが設けられ、芝生の庭や4台分の駐車場も併設する。建設事業費は約3480万円。開館は午前9時から午後5時まで。日曜日と祝日、年末年始は休館。問い合わせは同センター【電話】0463・61・4150へ。
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