二宮町の一色小学校地域こうりゅうルームで1月25日、丹沢病院勤務の精神科医・阪上和美さん(同町在住)を講師に招いた生涯学習講座「認知症とはどんな病気か」が開かれ、町民約30人が真剣な表情で講師の話に耳を傾けた。
住民の関心が高いテーマについて地域の有識者から学ぶ連続講座の一環で、一色小学校区地域再生協議会が主催した。今回は高齢化が進み今後増加が予想される認知症について、阪上さんが具体的な症状や診断方法、治療法などについて解説。「認知症についてはまだわかっていないことも多い。もの忘れが進んでいても、新しいことややりたいことに積極的に挑戦して脳を活性化してほしい」と呼びかけた。
質問の時間も取られ、参加者から「加齢によるもの忘れとの違いは」「運転免許の認知機能検査で認知症の判別はできるか」など次々と手が挙がった。89歳の男性参加者は「医師から直接話を聞くことができて、とても参考になった」と感想を話した。
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