大磯運動公園の南側斜面に植栽された「大磯小桜」が、ソメイヨシノより少し遅れて開花した。3月下旬に見ごろを迎え、特徴の白く可憐な花を枝いっぱいに咲かせて、公園を利用する人たちの目を楽しませた。
この桜は大磯町在住の齊藤廣昭さん(84)が、福島県の生家にある樹齢300年を超えるエドヒガン桜を原木に、接木などで育成してきたもの。16年前、同園が開園する際に町に持ちかけて9本の苗木を植えたことを皮切りに、現在は同園と星槎国際湘南大磯キャンパスの駐車場に約60本が植栽されている。また今年2月には公益財団法人 日本花の会の検査を経て、桜の新たな園芸品種にも認定された。
新品種に認定されてから初めての開花に、齊藤さんは「地域で長く愛される桜となり、ここからは桜自身の魅力でさらなる広がりをみせてくれれば」と期待し、晴れやかな笑顔を浮かべた。
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