大磯町で収穫された米で仕込んだ「大磯のあまざけ」をより多くの人に知ってもらおうと、町内の販売店に設置するためののぼり旗が製作された。大磯の海や空をあしらった爽やかな色合いの旗が街角にひるがえる。
大磯町商工会商業部会が、地域資源を生かした商品開発の第一弾として昨年12月に販売を始めた甘酒。町内の商店やカフェなどで扱っているほか、大磯市(いち)でも地元の特産品としてPRしてきたが、販売場所の目印となるものがポスターしかなかった。同会は地元でデザイン事務所を営む高田聖子さんにのぼり旗の製作を依頼。このほど30枚が完成した。
店舗のインテリアデザインを中心に看板やロゴも製作する高田さんは「普段の仕事でそうしているように、甘酒の由来から販売するお店、購入する人までの一連のストーリーを思い描いてからデザインした」と語る。大磯の自然に育まれたイメージを大事にするため「販売中」といった文字は控え、地場産や無添加をPR。手書き風の文字でほのぼのとした雰囲気を作り出した。海岸で町の花の「ハマヒルガオ」と甘酒を並べて撮影した際には、夫の麦太さんもセッティングなどに協力してくれたという。
プロジェクトを主導する芦川博昭さんは「地元の人ならではのデザインで、心を込めて作ってくれたことがわかる。これから販売店やイベントなどで活用し、夏でも冷やしておいしい甘酒をPRしていきたい」と満足そうに笑顔を浮かべた。
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