大磯・二宮・中井 社会
公開日:2020.07.24
町制100年を機に開催
なぎさの祭典を振り返る
大磯町の夏を熱く盛り上げる花火大会「なぎさの祭典」。毎年7月下旬に大磯港県営駐車場を会場に催されてきた同祭も、今年は東京五輪などの影響で早々に中止が発表された。本来であれば32回目が行われていた同祭を偲び、その歴史を振り返る。
なぎさの祭典は1988年(昭和63年)に町制100周年を記念して企画された。当時の当紙や町の広報によると、ガールスカウトが1000個の風船をあげ、町体育協会レクリエーション部が踊りを披露、フィナーレに1000発の花火が夜空に打ち上げられたという。翌年の第2回にはイベントを手伝う「イメージギャル」を10人程度募集するなど準備に力を入れていたが荒天のため中止となり、花火のみ翌週に行われている。アイドルや人気ミュージシャンを招いたコンサートも第1回から行われており、第3回はザ・ワイルドワンズ、第4回には堀内孝雄が出演した。近年では2018年に川嶋あい、19年に小柳ゆきが出演を予定していたが、いずれも台風の接近などで実現しなかった(18年は花火のみ後日実施)。
2年連続の中止を経て迎えた2020年は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催で警備員の確保が困難になったことから2月に中止が発表され、その後、新型コロナウイルス感染症の流行に見舞われた。
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