二宮町立一色小学校の敷地にある「友情の山」
で、ヤマユリの一般公開が7月23日から26日まで行われた。地域住民と町、県住宅供給公社で組織する同小学校区地域再生協議会が主催。4日間で町内外から約320人が観賞に訪れた。
長梅雨の影響による開花の遅れが心配されたが、約200株が蕾をつけ、公開日と見ごろが重なった。近所に住む女性は「山の下から眺めるヤマユリが素晴らしい。散策路を登れば、すぐそばで花を見られるのもいいですね」とカメラを向けた。
県の花・ヤマユリの群生地である友情の山は植物の宝庫。約160種類の草花と樹木があり、二宮町内でもここにしかないという珍しい山野草が確認されている。学校と地域住民、児童の保護者などが山の保全・整備に取り組んできた。子どもたちの学習と遊びの場になっている。
24日と26日にはヤマユリと山野草の説明会もあった。同協議会の竹内龍雄さんは「間伐と下草刈りで太陽が当たり、ヤマユリが咲く環境が整ってきた。イノシシの被害に遭わないことも幸いしている」と話した。
同協議会では、地元の植物愛好家が行った調査・記録をもとにカラー冊子『友情の山の山野草たち』を今年3月に発行した。1冊500円で頒布。問い合わせは同協議会【電話】0463・59・9356(火・金曜日の午前中受け付け)。
大磯・二宮・中井版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|