新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行に備え、二宮町は65歳以上のインフルエンザ予防接種にかかる自己負担額1600円を無償化する方針を示した。9月16日に行われた定例会一般質問で二宮節子議員の質問に答えた。
感染した場合に重症化の恐れがある高齢者などが10月1日から自己負担なしでインフルエンザワクチンの接種を受けられるようにする。無償化のための補正予算案を議会へ追加提案する運びだ。
高齢者などへの無償化については、黒岩祐治知事が10日にその考えを明らかにした。予防接種の実施主体である市町村に財政補助を行う意向。大磯町と中井町も県の方針を受け、高齢者の予防接種無償化を検討している。感染症の同時流行によって、医療機関に混乱と負担が生じるのを避けることがねらい。
厚生労働省は今シーズン、過去5年で最大量となる約6300万人分のインフルエンザワクチンを供給する構え。予防接種法に基づく65歳以上などの定期接種対象者には、10月1日からの早めの接種を勧めている。医療従事者や基礎疾患のある人、妊婦、生後6カ月から小学2年生までの子ども、それ以外の人は時期をずらして10月26日以降に受けるよう求めている。定期接種対象者は、60歳から64歳までで心臓・腎臓・呼吸器の機能障害またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害がある人を含む。
※9月21日起稿
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