主に南アジアや東南アジアなどに生息するチョウ「クロマダラソテツシジミ」が、二宮町で確認された。同町在住の志賀隆弘さん(37)がソテツにとまる姿を発見し、10
月26日に撮影した。
熱帯、亜熱帯に生息する南方系のチョウだが、温暖化の影響で徐々に分布域を北に広げ、近年は国内でも沖縄から九州・四国、本州でも姿が確認されるようになった。ソテツに産卵し、幼虫は新葉を食べて成長するため、食害を受け続けたソテツを枯死させることもある。今秋、三浦半島で大量発生しているとの報道があり、研究家の間で話題を呼んでいた。チョウ愛好家の志賀さんは10月16日に三浦半島へ観察に赴き、大量発生を確認。「ソテツのある所なら二宮にもいるのでは」と木の近くを探したところ22日に発見し後日、記録用に撮影した。「神奈川では冬を越せないと言われているので越冬できるのか、いつからどういう経緯で二宮にいるのか興味深い」と志賀さん。
大磯・二宮・中井版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|