通勤客らに人気
JR東日本は11月、来春のダイヤ改正に合わせ、東海道線で新たに新宿・東京―小田原間を走る特急「湘南」の運行を開始すると発表した。これに伴い、座席定員制で通勤客などから人気の「湘南ライナー」など3つの通勤ライナーは廃止になる。
特急「湘南」の利用には乗車券と特急券が必要。特急券は東京―大船間が760円、東京―小田原間が1020円(事前購入)。例えば東京―二宮間の場合、料金は1340円(切符)に特急券を加えた2360円になる。車両は首都圏と伊豆方面を結ぶ特急「踊り子」のE257系リニューアル車両と統一。バリアフリー設備を完備し、各座席の窓側にコンセント1口を設置する。なお運行本数や停車駅は今後発表される。
廃止される湘南ライナーは国鉄時代の1986年に通勤ライナーとして運行開始。平日限定で朝に上り6本、夜に下り9本が走る。横浜・川崎両駅には止まらず、乗車券と均一料金のライナー券(520円)で利用できるとあって通勤客から広く人気を集めた。湘南ライナーを長く利用した30代女性は「通勤ラッシュ時でもワンコインで座れるのが魅力だった。(新料金は)自己負担だとちょっと厳しいかもしれない」と話す。ダイヤ改正では湘南ライナーのほか、二宮駅にも停車する「おはようライナー新宿」「ホームライナー小田原」も廃止になる。
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