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初の大規模木道改修 中井町の厳島湿生公園

社会

公開:2020年12月11日

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木道の架け替えが始まった園内
木道の架け替えが始まった園内

 中井町井ノ口の厳島湿生公園で、湿生地にめぐらされた木道の改修工事が11月から始まった。木道の老朽化に伴うもので2003年の開園以来、初の大規模改修となる。工事期間は2021年2月15日までを予定。

 同園は豊かな湧き水をたたえる湿生地を復元・保全することを目的に、2001年から2カ年計画で整備が進められ完成した公園。地元で「弁天さん」と親しまれている厳島神社を中心に、清水が湧き出る湿生地に木造の遊歩道を設け、東屋や休憩広場、芝生広場、トイレなどが整備されている。ホタルやホトケドジョウなどの希少な水生動植物、カワセミなどの水鳥が観賞できるほか、5月には園内に設置した約3000本の竹灯篭を灯す「竹灯篭の夕べ」の会場にもなっている。

段階的に架け替え

 町は供用開始からの17年間、もろくなった部分の小規模修繕などは行ってきたが、木道の老朽化は年々進行。先ごろに実施した点検で、架け替えが必要と判断した。今回の改修箇所は、木道全体の3分の1程度にあたる約130メートル。約5460万円の工事費を費やし、国の社会資本整備総合交付金を活用する。数年をかけて木道全体を段階的に架け替える計画だ。改修に際し、木道の有効幅員を1・2メートルから1・8メートルに広げることで、車いすなどでもすれ違いやすくする。また観察や人のすれ違い用に設けていた3カ所の広いスペースを2カ所に減らす。

 現在は木道の撤去・設置工事のため、湧水をせき止めていた堰を外して湿生地の水位を下げている。このため、水中に沈んでいた無数の鉢が露出する箇所があるなど、めずらしい姿も見られる。この鉢は水質浄化のための植物を植えるために使用したものだという。

 担当のまち整備課は「公園の利用にご不便をおかけしております。安全に十分に気を付けて作業をしておりますので、しばらくの間ご協力をお願いするとともに、一新される木道を楽しみにお待ちいただければ」と話している。

水中から無数の鉢も顔を出した
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