神輿を担いで高麗山の麓から山頂を目指す勇壮な神事「山神輿」で知られる高来神社(大磯町高麗)の例大祭「高麗寺祭」が、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、昨年に続き規模縮小となる。通常の山神輿は行わず、式典などを高麗山神輿保存会ら関係者のみで催行する。
山神輿は江戸時代の寛永年間に始まったとされ、旧暦の3月18日に開かれていた門前市の喧騒から神社の御霊を遠ざけようと神輿に移し、高麗山山頂の上宮まで担ぎ上げて仮宿させたことに由来する。町の指定民俗資料(無形民俗文化財)にも指定されている。
高来神社の渡辺幸臣宮司は「新型コロナの収束が見通せないため、今年も通常の山神輿を行わずに規模を縮小することにした。来年こそは元通りに催行したい」と語る。
大磯・二宮・中井版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|