町立二宮西中学校(和田智司校長)で6月18日、福祉体験授業が行われた。総合的な学習の時間を使って、1年生がパラリンピック正式種目のボッチャや車いすの乗車と操作などを体験した。
ボッチャには、町民団体「東大跡パラスポーツの会」が協力。生徒は会員たちからルールの説明を聞いた。2チームに分かれ、ジャックボールと呼ばれる白い目標球に向かってチームのボールを投げたり転がしたりして、ジャックボールにどれだけ多くの球を近づけられるかを競った。
車いすで校舎の中と外を移動する体験では、介助者の生徒が昇降口で「(段差を)上がりますよ」「下りますよ」と車いすに乗る生徒に伝え、浮かせた車輪を慎重に着地させた。町社会福祉協議会のボランティアが指導にあたり、「そのような声掛けは大事です」とアドバイスした。また、特殊なゴーグルや耳栓、腕や脚に装具と重りなどを着け、加齢による身体的な変化や高齢者の気持ちを知る体験も行った。
福祉体験は、地域でともに暮らす人々のハード・ソフト面でのバリアフリーについて考えることがねらい。学年主任の相田裕和教諭は「認知症サポーター養成講座や事前の下調べで生徒たちはより関心を持って体験と学びができた」と話す。
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