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大磯・二宮・中井 社会

公開日:2021.08.13

図書館の裏側の仕事知る
二宮高校生徒が就業体験

  • 二宮町図書館の書庫で資料を整理する高校生

 二宮町図書館で8月3日から5日にかけて、二宮高校の生徒4人がインターンシップを行った。図書館の仕事と役割について学び、地下書庫へ資料を運んで棚にしまったり、本にカバーフィルムを貼ったりした。

 経年劣化で取れたページを専用ののりでくっつける、本の修理も体験。翌日は、のり付けしたページが元どおりになったか、ほかに破損や汚損がないかを点検した。破れたページにセロハンテープを貼って返却された本を例に、時間が経つとテープが変色してのりが紙に残り、セロハンがはがれてくることも説明を受けた。職員が「『本が破れた場合は、そのまま図書館に返せばいい』と周りの人に教えてあげて。私たちができるだけよい状態に修理して本棚に戻す」と話した。

 生徒は1年生2人と2・3年生が各1人。3人が図書委員をしている。「思っていたのとは違い、頭も体力も使う大変な仕事だと感じた」と3年生男子。「公務員の仕事について知りたかった」という1年生女子は「図書委員の活動でしたことがない本の修理を体験できた。学校の図書室でも、読みたい資料を見つけやすいように整理することを積極的にやっていきたい」と話した。

 職員の竹本直昭さんは「図書館はいろいろな人に開かれた施設。フロアから見えない部分の作業をしてもらったが、資料の案内や調べものの手伝いをするレファレンスには、お客さんとの会話が欠かせない。将来、どんな仕事においても会話のキャッチボールが大事」と高校生に伝えた。

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