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公開日:2021.08.13
日本漫画家協会賞に選出
雑誌『EYEMASK』二宮の出版社
二宮町の蒼天社が発行する1コマ漫画雑誌『EYEMASK(アイマスク)』に、優秀作品を顕彰する日本漫画家協会賞の「まんが王国・土佐賞」が贈られることが決定した。年2回定期刊行による表現の場として、62号まで出ている。
『鬼滅の刃』と同時受賞
公益社団法人日本漫画家協会(里中満智子理事長)が毎年発表。今年で50回を数える。県知事賞に相当する「まんが王国・土佐賞」は、漫画文化の発展に取り組む高知県にちなみ今回新たに設けられた。選考の結果、「現在の漫画界では傍流になった感のある1コマ漫画を、長年にわたって出版という形で支えた貢献度の高さにはただただ感謝の言葉しかない」という理由で選ばれた。
コミック部門の大賞に吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)さんの『鬼滅の刃』、カーツーン部門大賞にジョルジュ・ピロシキさんの自費出版作品「NEW NORMAL!」が決定。「まんが王国とっとり賞」にノーベル文学賞作家の原著を小梅けいとさんが漫画化した『戦争は女の顔をしていない』が入った。贈賞式は10月に帝国ホテルで催される予定。
1コマ作品軸に
『EYEMASK』は世相や政治風刺、ナンセンス系、似顔絵などの1コマ漫画を中心に評論やエッセイ、短詩、投稿欄などで構成。30年以上前、発行編集人の野谷真治さんが学生だったときに創刊した。当初は文芸同人誌を出そうとしていたが、漫画の同人も多かったことから、漫画だけで1冊の本を作り始めた。学生やセミプロに交じり、協力者の紹介でプロ漫画家たちも執筆に加わった。二宮町に住む森本清彦さんが第2号から表紙画を担当している。
最新の62号では、ヒサクニヒコさんや大磯町在住の漫画家・佐々木ケンさんらの作品を掲載。風刺画研究の第一人者といわれた故・清水勲さんを追悼するページもある。A5判148ページ。
野谷さんは「受賞は何かの間違いではないかと驚いた。多くの漫画家が作品を描いてくれたおかげで続けてこられた」と話す。定価1100円(税込み)。書店からの注文は発売元の汎工房【電話】0422・90・2093。蒼天社ホームページ【URL】http://sohtensya.sakura.ne.jp/
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