渡り鳥のように「旅するチョウ」として知られるアサギマダラが、大磯町内で確認された。小学1年生の牧野実(みのり)さんと母の麻衣さんが9月28日午後2時ごろ、学校からの帰り道で見つけた。
「すごくきれい。珍しいチョウチョだね」。町立図書館そばの歩道の真ん中にチョウが羽を広げて止まっていた。「弱っているようで踏まれてしまうかもしれない」と心配になり、麻衣さんがチョウを葉っぱに乗せて道路から少し離れた木のある所へ運ぶと、どこかへ飛んでいった。帰宅後、写真から動植物の種類や名前などを調べられるアプリでアサギマダラだと知ったという。
あさぎ色の斑模様が特徴のアサギマダラは、春から夏にかけて沖縄や九州から日本列島を北上。長野県や群馬県など本州の高原地帯に生息し、秋になると南へ移動する。
昨年10月、二宮町の吾妻山で確認された。一昨年10月には大磯町の高麗山で識別番号などの印が付けられた個体が見つかり、群馬県から飛んできたことが分かった。
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