大磯町生沢にある児童自立支援施設「県立おおいそ学園」で9月28日、不審者の侵入を想定した対応訓練が行われた。同園から依頼を受けた大磯警察署が協力し、教職員ら約30人が参加した。
初めに参加者全員で県警製作の防犯DVDを観賞して、学校に不審者が現れた場合に教職員がどのような対応をすべきかを確認。「取り押さえるのではなく危害を加えられる前に校外へ排除すること」を前提とし、冷静に距離を取りつつ、相手を刺激しないよう丁寧な言葉で対応することや、椅子やバインダーなどの身近なものでも身を守れること、教職員間であらかじめ合言葉を決めておき密かに情報を伝達する方法などのアドバイスを受けた。実践訓練では、不審者に扮した署員に教職員が声掛けをするロールプレイや、署員によるさすまたの使い方の実演も行われた。大磯署生活安全課では「同園は敷地が広く、侵入が容易な環境。不審者が入ってくる可能性があることを教職員らが常に意識できていれば、何かあった時にすぐに対応・通報ができる。訓練を役立ててもらえれば」と話している。
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