新型コロナウイルスの影響を受ける子育て世帯を支援しようと、大磯町は妊婦を含む中学生以下の子どもがいる世帯に対し、町内の店舗で使用できる「大磯町子育てファミリーエール商品券」を発行した。10月下旬に簡易書留で発送し、11月1日から利用可能。町内消費による地域経済の活性化にも期待する。
対象児童(胎児)1人あたり1万円分の商品券を支給。2022年1月31日(月)まで使用できる。対象は同町在住で2006年4月2日以降に生まれた児童がいる世帯と、母子健康手帳を取得している妊婦。商品券の使用期限までに母子手帳を取得した人や、転入した児童・妊婦も含まれる。DV避難者で大磯町に住んでいるなど一定の要件を満たす児童と同居している人も、町へ申請手続きをすれば対象になる。
地元消費に期待
商品券は小規模事業者で使える500円券10枚と、スーパーやコンビニなどを含む全登録店で使用できる1000円券5枚のセット。子育て世代に親しみを持って使用してもらおうと明るくポップなデザインにし、町の観光キャラクター「いそべぇ」と「あおみ」も盛り込んだ。たばこやプリペイドカード、公共料金などには使用できない。登録店は発送時点で124店舗あるが、発送後も募集を継続するため最新情報は大磯町商工会のホームページで確認を。
対象者は転入などの見込みを含む4000人。登録店の募集や商品券の作成、事務処理などを担う商工会への委託料を含む総額4549万4000円の補正予算が組まれ、町議会9月定例会で可決された。町子育て支援課は「原則手続きが不要なので、多忙な子育て世帯でも手間なく使える。地元店で消費してもらうことで町内事業者へのエール(応援)にもつながれば」と期待する。
大磯・二宮・中井版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|