大磯・二宮・中井 社会
公開日:2021.11.05
ハザードマップ更新
二宮町内全戸へ配布
県から土砂及び津波災害警戒区域と高潮浸水想定区域などの指定を新たに受けたことで、二宮町はハザードマップを更新した。10月25日に「広報にのみや11月号」とともに町内へ全戸配布した。
新しいハザードマップには、急傾斜の土砂災害警戒区域と特別警戒区域それぞれ44カ所などが追加された。また、洪水浸水想定区域図では、約1000年に1回程度の「想定しうる最大規模の降雨」を想定。葛川と中村川が氾濫した場合に予想される浸水区域とその深さを示した。24時間に336mm、1時間で152mmの降雨を想定している。
町防災安全課は「自宅とその周辺区域は、どのような災害リスクがあるか。災害発生時にどの避難所へ行くのか、避難ルートなども含めて家族で確認してほしい」と話す。また、自宅が安全であれば自宅にとどまる「在宅避難」や、親類や知人の家に避難する方法を考えることも呼びかけている。
ハザードマップは町役場庁舎とラディアンなどで配布。町ホームページで見ることもできる。台風や大雨による土砂災害や浸水被害に対し早めの避難行動につなげてもらうため、「マイタイムライン」(行動計画)も同時に配布した。
沿岸で6日津波避難訓練
11月5日の「津波防災の日」にちなみ、二宮町は6日(土)に津波避難訓練を実施する。津波浸水想定区域(梅沢・茶屋・通川匂の3地区)の住民が対象。午前9時に防災行政無線で大地震発生と大津波警報の訓練放送が流れる。対象区域の住民は指定避難場所か高台へ徒歩で避難する。
同町では地震発生から3分以内で最大高17mの津波が襲ってくると想定されている。
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