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公開日:2021.11.05

衆院選15・17区
河野氏・牧島氏が再選
開票即当確 盤石の勝利

 第49回衆議院議員総選挙が10月31日に投開票され、神奈川15区(大磯町・二宮町を含む2市2町)は河野太郎氏(58)=自民党前職=が9回目、17区(中井町を含む3市8町)では牧島かれん氏(45)=同=が4回目の当選を果たした。いずれも投票締め切りの午後8時と同時に当選確実が報じられるなど、他の候補を寄せ付けない盤石ぶりを見せた。

河野氏が圧勝

 NHKが全国で最も早い当確を報じた河野氏は、平塚市内のホテルで地元支持者らと喜びを分かち合った後「引き続き舵取りをお任せいただけるのであれば日本を前に進め、国民の皆様から信頼していただける政治を作る。ワクチン接種担当としてなかなか地元に戻れなかったが、これからは地元に時間を使い、皆様の声を聞きながらこの2市2町をしっかり前に進められるように頑張りたい」とあいさつした。

 野党統一候補として河野氏に挑んだ社民党の佐々木克己氏(66)は「有権者から河野氏の当選が続くことに反発する声を多く聞いたが、私自身の力不足でそれを得票に変えることができなかった。ただ、若い世代の関心の高さなど変化も感じた」と述べた。

 「ストップ医療崩壊」を掲げたNHK党の渡辺麻里子氏(45)は結果を受けて「『落下傘』である私に8000あまりの票をいただき感謝している。既得権益に風穴を開けたいと考える有権者が一定数いたと思う」とコメントした。

現役大臣に期待票

 野党共闘はなく、3陣営の争いとなった17区。牧島氏はデジタル大臣として他選挙区の応援などにも時間を割いたが、結果は前回から1万4千票を上積みする完勝だった。小田原市内の事務所で元自民党総裁の河野洋平氏や支持者らと万歳三唱で当選を喜んだ牧島氏は「デジタルについて地域の関心も高く、声が届いていると感じた。多くの期待と厳しい声をいただき、市町と県、国の連携の重要性を再確認できた。地域発展のためにも一つひとつの政策をしっかりと行っていきたい」と抱負を語った。

 3回目の国政返り咲きを目指した立憲民主党の神山洋介氏(46)は小選挙区で敗れ、比例復活に希望を託したが、日付が変わった午前0時45分ごろ「この結果をきちんと受け止める。明日からまた前に進んでいきたい」と敗戦の弁を述べた。

 箱根町の自宅で開票結果を聞いた共産党の山田正氏(70)は、当紙の取材に「残念な結果だが、強い激励も受けた。掲げた政策は一定程度届いたのでは」と振り返った。

 投票率は大磯町61・20%(前回56・44%)、二宮町62・99%(同58・59%)、中井町58・99%(同58・46%)で、いずれも前回を上回った。

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