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公開日:2021.11.19

交流食堂へピザ提供
ピザーラが地域貢献

  • コミュニティ食堂「おにぎり」でピザを取り分けてもらう子どもたち=中井町境コミュニティセンター

 多世代が交流しながら夕食を囲むコミュニティ食堂「おにぎり」が、中井町の境コミュニティセンターで11月12日に開かれた。宅配チェーン「ピザーラ」からピザ30枚が無償で届き、参加者が焼きたての味を楽しんだ。



 ピザーラを全国展開する株式会社フォーシーズの直営店である大磯・二宮店が提供した。テリヤキチキンとシーフードイタリアンの2種類。新型コロナウイルス感染拡大防止のために9月と10月はコミュニティ食堂が中止になり、久しぶりの開催で人気店のピザが振る舞われるとあって会場は賑やか。習い事や部活動を終えて来た小中学生や、仕事帰りに子連れで立ち寄る人など入れ替え制で約60人が訪れた。



 ピザを届けたストアマネージャーの齋藤峻さんは「子ども食堂などへの支援は、食文化に携わる企業としての社会貢献活動。当店では初めての取り組み。配達できるエリアで継続的に実施していきたい」と話す。子どもたちから「ありがとうございます」と元気な声と笑顔が返された。「とてもありがたい力添えを提案していただきました」。同食堂を運営するNPO法人子育ての輪Lei理事長の海野美和さんも感謝する。



月1回の癒しの場



 この夜はピザのほかに野菜スープや煮物、おからサラダ、ホットパイとゼリーがテーブルに並んだ。食材・食料品はフードバンクなどからの提供品。埼玉県から調理師がボランティアで調理に協力してくれた。



 コロナ禍で活動に影響もあったが、通常は境コミュニティセンターで毎月第2金曜日に開催。家庭の経済状況に関係なく、子どもから高齢者までだれでも利用できる。料金は未就学児100円、小学生以上200円、大人300円。



 秦野市や南足柄市など近隣市町に住む参加者も多いのが特徴だ。「学校や学年が違う子と一緒に遊べるのが嬉しい」と小学生のグループ。海野さんは「月に1回、顔を合わせてゆっくり夕食を楽しむひとときは、子育てや仕事などで忙しいママたちの癒しの場にもなっている」という。



 中井町を拠点に県西地域で子育て支援や交流事業などを行っている同法人では、秦野市内でも「おにぎり」を開催。

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