大磯町議会の第4回定例会が、11月30日から12月14日(火)までの会期で開会した。提出13議案のうち一般会計補正予算案では、3回目のワクチン接種や地元事業者支援などの新型コロナウイルス対策関連、将来を見据えた公共施設整備基金や財政調整基金への積立金などが計上されている。また欠員の出ている町教育委員会委員に北京五輪銀メダリストの末続慎吾さん(41)を任命する人事案も審議される。
一般会計補正予算は5億1318万円の増。新型コロナ対策関連では、ワクチン接種事業(2億1048万円)や小規模事業者等持続化給付金などの商工業振興対策事業(1580万円)、庁内のテレワーク環境整備に伴う事業委託料(336万円)とモバイルパソコン購入費(688万円)、交通事業者への支援金(46万円)や施設閉鎖による指定管理者への営業補償費(24万円)などが計上されている。
町教育委員会委員に選出された末続さんは、北京五輪の男子陸上4×100mリレーで銀メダルを獲得。現在は星槎大学共生科学部で特任准教授を務める。同委員会は委員の1人が2月に任期満了を迎えたことで欠員が出ていた。町は「一流のアスリートにスポーツを通じて教育現場に新しい風を吹き込んでほしい。コロナ禍で外出が減った子どもたちに運動の機会を創出してもらえれば」と期待を寄せる。
このほか、町立幼稚園の民営こども園化に対しPTAら関係者が参加する協議会の開催などを求める陳情を含む、5件の陳情も提出されている。一般質問は7日(火)と8日(水)、12議員から28質問が出される。
二宮町議会は12月1日から14日までの日程で17議案を審議、中井町議会は7日(火)から10日(金)までの会期を予定している。
(11月29日起稿)
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