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大磯・二宮・中井 社会

公開日:2021.12.10

道行く人を元気に
ど根性ミニトマト

  • アスファルトの裂け目から伸びるミニトマト

 大磯町月京にあるバス停「東海大学大磯病院」近くの歩道沿いに、高さ40cmほどのミニトマトがアスファルトの隙間から力強く茎を伸ばして、道行く人を和ませている。

 電柱の黄色い支線が地面と接する部分にできたわずかな隙間から茎を伸ばすミニトマト。11月下旬の時点では6、7個の青い実を成らせていた。近所に住む金田侑子さん(82)は、そんな「ど根性ミニトマト」を蕾が花を咲かせていた頃から気にかけてきた一人。毎週、現場近くのスーパーへ買い物に出かけるたびに様子を見守ってきた。周囲にその存在を伝えたことで「初めて気が付いた」という人も多かったという。金田さんから話を聞いた近所の人が風で茎が倒れないよう支柱を立ててあげたり、いたずらをされないように張り紙をするなど、今では近隣住民で優しく見守っている。金田さんは「風にも雨にも負けず育つ健気な姿にいつも元気をもらっている。実が少しでも赤くなり、このまま枯れずに冬を越してくれれば」と願っている。

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