新成人の門出を祝う祝賀行事が、1月9日(日)に中井町、「成人の日」の10日(月・祝)に大磯町と二宮町で開催される。いずれも飲食を伴う懇親パーティーを自粛するなど新型コロナの感染対策を行いながら実施する。3町では今年632人(男性320人・女性312人)の若者が、大人の仲間入りをする。
大磯町
大磯町の新成人は249人(男性144人・女性105人)。大磯プリンスホテルで開催される式典は昨年同様、感染症拡大防止のため大磯中学校区と国府中学校区を分けて行われる。
コロナ禍にオンライン会議なども活用しながら準備を進めてきた実行委員会の今井柊汰実行委員長は「人生で一度の一区切りのため、実行委員会としてできる限りのことをしてきた。思い出に残る式にできれば」と思いを込める。国府中学校時代は生徒会長を務め、地元の祭りで甚句を歌い神輿を担いでいた今井さんは現在、鉄道会社に勤務。工事の発注や監督など電気系の業務に携わり「責任を感じる場面もあり日々勉強。期待に見合った仕事をして、これまでお世話になった社会に貢献できるような人になりたい」と将来の目標を語った。
二宮町
二宮町では290人(男性137人・女性153人)が二十歳の門出を迎える。成人祝賀会は生涯学習センターラディアンホールで中学校区別に2部制で開催する。
新成人で構成する実行委員会は祝賀会前日のリハーサルまで準備に余念がない。カメラや動画づくりなどを趣味に持つ林宝健人委員長が、新企画を提案した。ドローンの知識と技術を生かして上空から記念撮影を行う。恩師のビデオレターの編集も担当している。父の影響で自転車レースを始め、高校まで陸上競技にも打ち込んだ。二宮西中学校時代は短距離で県大会に出場した。春から自動車整備士として働く。昨年夏にインターンを経験し、先輩整備士を手本に「人を育てられる大人になりたい」と理想像を描く。「人との繋がりを大切にしていきたい」と話す。
中井町
中井町の新成人は93人(男性39人・女性54人)。中井中学校体育館を会場に成人のつどいが行われる。
「成人式は内容の濃いものにしたい。久々に会う友だちや先生と思い出に浸り、さらに友情や親交を深める場になることを望んでいる」と実行委員長の関野巧さん。中井中学校時代の担任で部活動顧問だった教諭に憧れ、英語教師を目指して勉学に励む。「生徒の気持ちを理解してくれて叱るときは厳しく、とても頼れるみんなの先生でした」。大学では学園祭の実行委員長を務め、FC中井で小学生から始めたサッカーにも情熱を燃やす。尊敬するのは両親。「高校のときは朝3時や4時から弁当を作り、やりたいことを応援してくれた両親には感謝しかありません」と明言する。
新型コロナの状況によって、直前に式典の内容を変更または延期・中止する場合がある。詳細は各町HPなどを参照。※各実行委員長への取材は12月に行いました。
大磯・二宮・中井版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|