大磯町で図書館の利用普及や読書推進活動に取り組んでいるNPO法人大きなおうちのブログで、2月24日のロシアによるウクライナ侵攻開始以降、ウクライナに関わる書籍や絵本を紹介している。同会代表理事の高橋彰子さんは「本を通して今大変なことが起こっている国に関心を持ち、そこで暮らす人々に思いを寄せてもらえたら」と願いを込める。
「図書館・本を通じて出会いを創造する」をミッションに掲げ、図書館で読書会やワークショップなどを企画してきた同会。コロナ禍でイベントの開催が難しくなったことから、会のブログで世の中のニュースや記念日などに絡めて本の紹介を始めたという。2月24日のブログでは「爆弾を落として 銃撃して 誰が幸せになるのだろうか。 考えるために いろいろな本を いろいろな情報を 図書館で。」と綴り、ウクライナの国や歴史を伝える本を取り上げた。以降のブログでも、ウクライナ民話『てぶくろ』や昔話『わらのうし』、ロシア出身の作家による『なぜあらそうの』などの絵本を紹介し続けている。高橋さんは「世の中には自分と異なる文化を持つ人々、立場の違う人々がいて、いろいろな価値観がある。お互いを尊重し認め合うには、まずお互いを知ることが必要。知ることから始まる、知ることで前に進めることがあると思う」と思いを語った。
図書館の一角に同会が紹介した本を展示する特集スペースがあり、3月はウクライナ関係の本を展示している。高橋さんは「本を読むことで、様々な物語の中の体験を自分のものにすることができて、いろいろな情報も入手できる。様々な価値観を知り、他者の喜びや悲しみを想像し、共感することにつながるのでは」と期待する。
大きなおうちのブログ「いそまるが行く!」【URL】https://blog.goo.ne.jp/ookina-ouchi
大磯・二宮・中井版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|