大磯・二宮・中井 トップニュース社会
公開日:2022.04.15
親子ら70人 沢づくりに汗
吾妻山東谷戸の再生へ
二宮町にある吾妻山の東谷戸で、土に埋もれた沢を整備するワークショップが4月9日に行われた。小学生から大人まで約70人が参加。鍬やスコップで泥を掘り、田んぼに山水を引き込む水路づくりに精を出した。
雑木林と竹林に囲まれた谷戸で養蚕や染織、稲作などをしている「風あい工房」の敷地奥。吾妻山の裾野の岩盤を水が流れ落ちる。その真下の湿地に中学生と大人が小さな溜め池を掘り、山裾に沿って水が流れるよう溝を掘った。第1班による「基礎工事」に続き、小学生と保護者らが4グループに分かれて谷戸田まで水路を延ばした。サワガニも観察された。
「二宮町には農作しやすい谷戸があり、山が蓄える水を沢へ引き出して田畑を潤すという昔の知恵があった」。NPO法人農ある暮らしを広める会理事長の二見幸夫さんが講師を務め、沢が持つ役割や山水と海とのつながりなどを解説した。参加者の中学2年生男子は「吾妻山に降った雨水がどこへどのように流れて行くのかを知ることができ、いい体験ができた」と話した。
ワークショップは、農林業とともに営まれた人々の暮らしや生物多様性を支えていた谷戸の再生を図る取り組みの一環。生涯学習センターラディアンで5月に開かれる「エコフェスタにのみや2022」の関連プレ・イベントとして実行委員会が企画した。同法人山林整備チームのリーダーで町環境審議会委員でもある渡辺哲さんと若者グループ・もりびとNOAのメンバーが作業に協力した。
今回の沢づくり活動の成果は、5月15日(日)開催の環境シンポジウム「ぼくたち、わたしたちの地球会議」で報告される。
災害リスク軽減も
二見さんは「山林に手を入れ、山の水脈を整備して田んぼを作ることは土砂災害のリスクを減らし、災害時における水や食糧、燃料の供給源確保にもつながる。そのためには多くの人の手が必要」と訴える。同法人では、谷戸再生と山林整備を継続。この活動は国土緑化推進機構のSDGs貢献使途限定募金によるプロジェクトに採択された。クラウドファンディングを実施中で、林業専門家への講師料や高所伐採作業の謝礼金、竹のチップ化の機材購入費などに充てる計画だという。詳細は【URL】https://www.green.or.jp/bokin/crowdfunding
ピックアップ
意見広告・議会報告
大磯・二宮・中井 トップニュースの新着記事
コラム
求人特集
大磯・二宮・中井編集室
外部リンク
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!











