小竹で田植え体験
5月26日 参加無料
5月17日
建築士の蔵部繁登さん(74)と自然を活かしたイベントなどを企画する清原由里子さん(54)が、二宮町中里の山中に建つ古家をリノベーションし「二宮みんなの家」を開設した。地域の交流の場として、緑溢れるロケーションを生かしたイベントを実施している。
町田市で出会い、自然豊かな環境で暮らしたい思いから意気投合した2人は、2018年から拠点づくりを始めた。20年には、小田原市早川の丘陵を整備して「リトリートガーデン遥か早川」を開設。山や海が一望できる環境でキャンプなどに利用できるほか、畑を始めたい人が土地を借りられる耕作地も整備した。
二宮町には、自然豊かな環境と車で都心へのアクセスも便利な点に惹かれ、庭などを含め640坪ある土地を20年から1年半かけて整備した。町田との2拠点生活を続けていたが、今年4月に二宮へ移住。リノベーションした自宅に2人と鶏5羽、猫2匹と暮らす。
山道の舗装や家の改装など大変なことも多かったが、その過程で様々な人との出会いもあった。「自然溢れる拠点づくりは自分たちだけでなく、関わってくれた皆の夢になっていくようだった」と清原さんは振り返る。
地域で繋がる拠点目指す
家の整備が終わった4月以降、清原さんは知人たちと音楽イベントやワークショップを実施している。
高さ10mある銀杏の木には、蔵部さん自慢の手作りブランコを設置。また、地域の人へ畑を開放したり、養蜂にも取り組むなど、日々新たなことに挑戦中だ。今後はツリーハウスや海が見えるウッドデッキなど、設備の充実に夢を膨らませる。蔵部さんは「ゲストハウスも運営したいね」とほほ笑む。
「環境を整えればいろいろな人が興味を持って来てくれる。地域には個性豊かな人がたくさんいると思うので、子どもから高齢の方まで出会いを楽しめる場所にしていきたい」と展望した。
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