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公開日:2022.09.02

高野山競書大会
2人が金剛峯寺賞
波多野さん・稻垣さん

  • 賞状を手にする稻垣さん(左)と波多野さん

  • 2人の受賞作品の一部

 和歌山県の高野山で8月に表彰式が行われた「第56回高野山競書大会」で、大磯町の日守書道教室に通う波多野かれんさん(14)=大磯町西小磯=と稻垣美穂さん(52)=平塚市唐ケ原=が金剛峯寺賞を受賞した。

 空海(弘法大師)の徳を称えて高野山に作品を納め、心身の向上と書道の発展を目指す同大会。学生と一般の部があり、全国から計10万9377点の応募があった。2人が受賞したのは弘法大師賞、内閣総理大臣賞、文部科学大臣賞に次ぐ賞で、上位入賞者のみ出席できる高野山金剛峯寺での表彰式に招かれた。

 「一枚一枚、丁寧に書くことを意識した」と話す波多野さんは、小学1年から書道教室に通う。過去大会で一つ下の高野山管長賞を受賞したが、表彰式は初めて。「取りたくても取れる賞ではないので選ばれて光栄。会場では緊張もしたが、他の人の作品を見てレベルの高さに驚いた」と語り、「自分の作品はまだまだ。もっと練習して、きれいな字を書けるようになりたい」と奮起する。大磯中学校3年生。「高校に入っても書道を続けていきたい」

 小学生の頃に書道教室に通っていたという稻垣さんは、10年ほど前に子どもの賞状を書くために書道を再開した。過去大会では管長賞の受賞経験がある。今回は大会に向けて、教室だけでなく家でもひたすらに練習を重ねたといい、「(受賞して)高野山へ行くことができて夢のよう。家族も喜んでくれた」とほほ笑む。「これからも色々な書体に挑戦し続けて、自身を高めていきたい」と抱負を語った。

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