大磯・二宮・中井 文化
公開日:2023.06.16
大磯町在住小学生姉弟
手作りオニヤンマを販売
「虫除けに役立てて」
東小磯在住の原楸(ひさき)さん(大磯小4年)と、樹生(たつき)さん(同2年)の姉弟が、ハチやアブなどの虫除けとなるお手製の「オニヤンマ」を制作し、5月の大磯市で販売した。
オニヤンマは黒いストローの身体に、黄色いカラーテープを巻きオニヤンマの特徴でもある模様を再現。マジックで1枚ずつ模様をつけた羽根と青いビーズをTピンで固定した目玉は、手作り感がありながらも本物と見間違える出来栄えだ。
自宅で効果を実感
二人がオニヤンマを制作したのは昨年夏。山間にある自宅で、ハチやアブが家の中に入ってくるのを阻止する方法として天敵のオニヤンマの模型を自作し、ベランダやパラソルなどにぶら下げてみた。楸さんは、「ハチが怖くてつけた。かなり減ったと思う」と効果を実感したという。
大磯市で販売することにしたきっかけは、社会の仕組みを学ぼうと、今年のゴールデンウィークに山菜の販売に挑戦したこと。父が代表を務める貸農園プロジェクト「大磯農園」で収穫したノビルやセリに1つ100円の値をつけて茶屋町カフェ(大磯)で販売し、1800円の収益を上げた。さらなる事業を考える中で、昨夏に大活躍した「オニヤンマ」の販売を思いついた。「ちょうど5月くらいから夏にかけてハチやアブが増える気がする。今あったら助かる人がいると思った」と楸さん。山菜の収益は材料費に充て、20匹を制作。600円で販売した。収益は大磯農園に寄付し、燃料費などに活用されるという。
売り子も自分たちで
「ご自宅の玄関やベランダなど虫が入ってくるところに吊り下げてみてください」「帽子につけるのもおすすめです」。大磯市で足を止めた人々に元気いっぱいの「営業トーク」を披露していた樹生さんは、「羽根を作るときに余った小さなプラバンで魚のキーホルダーを作ってガチャガチャをやりたい」と今後の展望に目を輝かせる。楸さんは「誰かの役に立つ物をまた作りたい」と笑顔を見せていた。二人は6月18日に開催される大磯市にも出店予定だ。
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