二宮町出身のＴＡＴＳＵさんとＳＨＩＮＧＯさんによるボーカル＆手話パフォーマンスグループ「ＨＡＮＤＳＩＧＮ（ハンドサイン）」が９月２日（土）、ひらしん平塚文化芸術ホールで主催イベント「Ｓｏｎｇ ｏｆ Ｓｉｇｎ ｆｏｒ ＳＤＧｓ ｖｏｌ・２　手話フェス」を開催する。全編手話通訳あり。

　手話フェスは、日本初の音楽、ダンス、お笑いに手話をつけることですべての人にエンターテイメントを届けたいと、ハンドサインの２人が昨年８月に企画したもの。音楽ライブにはハンドサインのほか、コラボ楽曲もリリースしているｍｉｗａさんとハジ→さんが出演。お笑いライブには麒麟の田村裕さんらが所属する「よしもと手話ブ！」が登壇するほか、人気芸人「ぺこぱ」の漫才を手話通訳付きで楽しめる機会も。総合司会には関根勤さん、猪狩ともかさん、ダンスパフォーマンスにＫＵＲＯＫＯさん、コラボゲストとしてタレントの足立梨花さんも登場する。

　ライブにはアーティストのほか、ハンドサインが指導する手話ダンスワークショップの参加者など地元のダンサー、デフダンサー、難聴ダンサーも出演する。

　漫才に手話通訳をつける取り組みは、ろう者から「漫才を手話通訳で見てみたい」という声が上がったことから企画。手話フェスの開催にあたり聞こえない人とのミーティングを行っているといい、ＴＡＴＳＵさんは「漫才のテンポや言葉遊びがどこまで手話で表現できるか、チャレンジの気持ちです」と話す。

　二宮町観光親善大使でもある二人。ＳＨＩＮＧＯさんは「地元を盛り上げるという意味でもフェスの開催を定着させ、広くつながれる輪にしたい」と話す。ＴＡＴＳＵさんは「全部自分たちで企画しているので思い入れがものすごくある。よりお客さんに楽しんでほしい」と話していた。

　午後３時30分開場、午後４時30分開演。チケットは、特典グッズ付きＳＳ席１万円、Ｓ席５千円、Ａ席４千円。18際以下の人は学生証または身分証提示で１千円オフ。販売はローチケ。詳細は公式ホームページへ。