大磯・二宮・中井 文化
公開日:2023.11.17
津波時「代替庁舎」で訓練
ノジマ大磯スクウェアで初
大磯町は11月5日、「津波防災の日」に合わせ、職員と地域住民を対象にした津波土砂避難訓練と代替庁舎災害対策本部訓練を、町内各所や国府小学校、JR大磯駅近くのノジマ大磯スクウェアなどで実施した。
訓練は、平日の午前9時に大規模地震が発生したことにより本庁舎が被災し、使用不能になったことを想定して実施。各地区で定めた「いっとき避難場所」への避難経路や安否確認など避難誘導体制の強化を図ったほか、大磯港では職員による防潮門扉の閉鎖手順の確認なども行われた。
今回の訓練で使用されたノジマ大磯スクウェアは、大磯町が今年3月に(株)ノジマと「災害時の施設使用に関する協定」を締結したことにより、大規模災害で町役場庁舎が使用不能になった場合に代替庁舎として使用できる。締結後、同所を使っての訓練は初。防災行政無線の非常用アンテナの設置なども行った。
池田東一郎大磯町長は「いつ、大きな災害が起こるか分からない中においても、住民が安心できる体制を作る必要がある」とし、「大規模災害時には職員も混乱することが考えられるが、迅速に災害対応にあたるためにも、今回の訓練を実施した意味は非常に大きいものだった」と振り返った。
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