小田原・箱根・湯河原・真鶴 人物風土記
公開日:2011.12.10
インターハイで全国制覇した金沢総合高校、女子バスケットボール部のスタメン
稲井 桃子さん
市内板橋在住 16歳
流した汗は嘘をつかない
○…県立金沢総合高校(旧・富岡高校)女子バスケットボール部に所属し、今年の夏のインターハイ優勝、秋の国体ではベスト8と、数々の快挙を成し遂げる。背番号4、ポジションはマイケル・ジョーダンや田臥勇太と同じポイントガード。2年生にしてスターティングメンバーを勝ち取り、司令塔としてゲームを組み立てる。「全国はとても緊張したが相手が強い方が燃える」。恥ずかしそうにだが、力強く答えた。
○…日本代表コーチなどを務める星澤純一氏が監督の高校は、県立だが有名選手が集まり、常に全国制覇を狙う屈指の強豪。彼女も「星澤監督の下で全国で戦いたい」と志望した一人だ。高校まで片道約2時間。その間は勉強するか、寝るか。午前5時半から朝の自主練習があり、時には始発に乗ることも。練習を終えて家に着くのは夜9時近く。早く帰れた時には両親が指導する大窪小学校のミニバスの練習に参加するという、バスケ漬けの日々を送る。「バスケが大好き」とあどけない笑顔を見せる頭の中はバスケでいっぱいだ。
○…両親はもちろん、5人兄弟全員がバスケットボールの経験者。「物心ついた時にはバスケットボールがあって、気がついた時にはバスケをしていた」のだとか。家にはバスケットゴールが設置されており、家族が揃うと今までの試合のビデオを鑑賞する。「兄弟げんかの原因は、ほぼプレー内容について」。家族揃ってバスケットボールへの想いは熱い。
○…「得点するよりもアシストをする方が好き。どれだけいいパスを出して、いい流れを引き寄せられるか」と司令塔ならではのコメント。「ここにパスを通せば決めてくれる」という信頼関係ができあがっているという。それが彼女の武器。今月末から行われるウインターカップでも優勝し、2冠を目指す。練習にも熱が入る。「一戦一戦大事に勝っていきたい」と静かに闘志を燃やす。
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