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小田原太極拳同好連合会の会長を務める 永井 康江さん 市内栄町在住 74歳

公開:2016年5月7日

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健康こそ最高の幸せ

 ○…自らが立ち上げた太極拳教室を一つにまとめた連合会の20周年記念大会を来週に控える。参加者全員で舞う「白鶴の舞」を見てほしいと話す。「自分なりに鶴の一生を表現しています。とても鶴の優雅さにはかないませんが…」と恥ずかしそうに笑顔でうつむいた。

 ○…「健康と幸せの輪を広げること」。太極拳の神髄をそんな言葉で表現した。輪は和にもつながる。「人と比べず、人と争わず」。恩師・楊名時(ようめいじ)師範の言葉に導かれ30年。今でもほぼ毎日、各教室の会員と共に約1時間半の稽古をこなす。「太ももと脛が鍛えられるので、転びにくい。大病もしていません」と胸を張った。

 ○…祖父母の代から続く家具店の娘として育った。時はまさに高度成長期。商売熱心な両親を幼いころから手伝った。「婚礼家具をトラックに1日に何度も積んだ」ことを今でも覚えている。新しくお堀端に店舗を出す際、店の特徴を出すため、中国雑貨を扱い始める。自然と中国人との関係が増える中、太極拳の存在を知ることとなった。そんな時、新聞で楊師範が教えるカルチャースクールの存在を知る。ちょうど40歳を迎えたころだった。「毎週ロマンスカーに乗って通いました」。好きこそものの上手なれ。始めて10年で師範の資格を取るまでになった。当時の市生涯学習課の部長が成人学校の講座で太極拳をやらないか、と声をかけてくれた。皆が健康に良いことを認めてくれ、講座が終了するたびに受講生たちがサークルを作り、今につながっている。

 ○…太極拳と同じくらい楽しみなのが2人の孫娘の成長だ。全国的に有名な相洋高校の和太鼓部に所属する2人。強豪のため、大会や演奏のために全国を飛び回っているが、しっかりスケジュールを把握。応援にも出かける。顧問の先生ともすっかり顔馴染みだ。「後継者もいるのでありがたいです」とそばで寄り添う娘さんに太極拳同様、柔らかな笑みを送った。

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