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公開日:2020.08.22

小中学校修学旅行
「コロナ次第」 難しい見極め
日程延期等で実施を模索

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響により中止が相次いでいる小中学校行事。最終学年の児童生徒による修学旅行について、1市3町では日程や行先の変更などで調整を進めている。その一方、旅程を8月末に変更した小田原市の中学1校が感染者増加の広がりを受けて中止を判断するなど、状況は流動的だ。

 小田原市は8月7日に行われた市議会厚生文教常任委員会で、公立小中学校の修学旅行について7月時点での延期日程を発表。栃木県日光方面を予定していた小学校25校は12月に、関西方面などを予定していた中学校11校は受験への影響を考慮し、8月末や10月、入試後の来年2月以降に実施するとした。

 同委員会では全国に広がる感染者数の増加など予断を許さない状況にあって、市は今後の実施可否も踏まえつつ「修学旅行は永く思い出に残る貴重な経験の場。できる限りの支援を行っていく」と言及。宿泊先や滞在日数変更を行った中学3校のキャンセル料などについては公費で負担する方針を示した。

 そんな中、8月30日から群馬県方面に2泊3日で調整を進めていた城南中が8月11日、感染リスクを軽減できないとして中止を決定。市の担当者は「国や県、旅行先などの自粛要請や感染防止対策を総合的に考慮していく。各校と状況を共有し、学校側に適切な支援を行っていきたい」と苦しい胸の内を明かした。

3町は引き続き調整中

 箱根、湯河原、真鶴の足柄下郡3町も公立小中学校の修学旅行実現に向け、調整を進めている。例年だと小学校は日光、中学校は京都・奈良方面の旅行先について、各町とも日程、行先を調整中だという。

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