県立小田原高校同窓会樫友会では、同校南館3階の中等教育史料館・校史展示室で、卒業生のオリンピアンたちを紹介する企画展を開催している。会期は来年4月末まで。
小田原高校は創立120年の歴史の中で、卒業生から原三郎さん(1927年卒)、内野正雄さん(53年卒)、松下祐樹さん(2010年卒)の3人のオリンピアンを輩出している。3人とも現小田原市内の出身。企画展では五輪出場時の写真や家族から借りた手紙や日課表などの貴重な資料、解説パネルが展示されている。
原さんは中里出身で、早稲田大学4年生でロサンゼルス五輪のボート(エイト)にバウ(舳手)として出場。予選、敗者復活戦ともに敗れ決勝進出を逃した。卒業後は新聞社でスポーツ記者として活躍。東京五輪などで漕艇役員も務めた。
下曽我に生まれた内野さんは中央大学4年生でメルボルン五輪のサッカーにフォワードとして出場。オーストラリアに0対2で敗れたが、予選を含む3試合すべてに先発出場し1得点を挙げた。卒業後は古河電気工業サッカー部(現ジェフユナイテッド千葉)に入団し、天皇杯で3度優勝。監督も務めた。
前回大会のリオデジャネイロ五輪で400mハードルに出場した松下さんは、国府津出身。五輪のタイムは49秒60で、自己ベスト49秒10に届かず予選4着で決勝進出を逃した。現在もミズノ所属の現役アスリートだ。
企画展の準備を進めてきた同会史料委員会の仮野慎一委員長は、「スポーツに捧げた生き様をぜひ小・中・高生や若い人たちにも見ていただけたら」と話している。観覧は事前予約制で、【電話】0465・20・3281(火曜午前10時〜午後2時)、【メール】kenyukai@odako.orgへ。
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