神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

イオンタウン取得地(久野) 市、「都市計画」決定手続きへ 大規模建築物、建築可能に

経済

掲載号:2022年2月12日号

  • LINE
  • hatena
久野の土地利用計画図=小田原市提供
久野の土地利用計画図=小田原市提供

 小田原市は2月2日に行われた都市計画審議会(都計審)で、イオンタウン(株)(本社/千葉市)によるJT小田原工場跡地(久野)への商業施設出店計画について、施設建設に必要となる「都市計画」の決定に向け手続きを進める旨を報告した。順調に進めば5月ごろ、計画決定となる見通し。

 イオンタウンは2013年に工場跡地(約8・6ha)を取得。15年に県、市、商議所と「いのち輝くまちづくり構想4者研究会」を発足し、17年に商議所が施設面積約4万平方メートルの商業施設構想を発表した。

 同地は工業地域と第1種住居地域で、工業地域は1万平方メートルを超える特定大規模建築物は建てられない。ただし、市が「開発整備促進区を定める地区計画」を決定すれば建築が可能となる。

 イオンタウンは18年5月に、地区計画決定を求める都市計画提案書を市に提出。20年6月には施設規模を縮小した提案変更を提出している。

 これまで市は、市民や学識経験者、警察らによる「都計審」での意見交換、地元住民や商業者への説明会、県警との交通協議などを実施。今年1月、副市長と関係部局長による市土地利用調整委員会で「都市計画を決定する必要がある」と判断した。

 2日の都計審で市は、「都市計画久野地区地区計画(原案)」を提示。計画目標に「楽しみ、学び、社会参加し、健康になれる多世代交流拠点」「地域防災力の強化」(抜粋)などが盛り込まれている。またイオンタウンによる「市の施策を推進する取組」の資料も示され、ME―BYO Health(県・地域医療と連携したクリニックモール)、防災協定締結、地元テナント誘致といった計画案(検討段階)が説明された。

 市都市計画課は今後について、3月上旬に市民・商業者への説明、県との法定協議、4月に法定縦覧、5月に都計審に付議し原案が可決されれば、都市計画決定の告示を行うとしている。

 イオンタウンの担当者は「ようやく市と開業に向け、さらに一歩前進できうれしく思う」と述べ、開業時期は「2023年度内もしくは24年度春を目標としている」と回答した。

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のトップニュース最新6

「湯河原歌舞伎」 満席で閉幕

「湯河原歌舞伎」 満席で閉幕

継続開催で定着図る

12月20日

宿泊税350円程度で検討

箱根町

宿泊税350円程度で検討

28年度導入に向け説明会

12月20日

小田原のアンコウちくわに

小田原のアンコウちくわに

団体連携で食育に活用も

12月13日

農業支援で協調融資

さがみ信金日本公庫

農業支援で協調融資

小田原市の新規イチゴ園

12月13日

彫刻家横田七郎の回顧展

小田原市

彫刻家横田七郎の回顧展

生誕120年、2会場で約140点

12月6日

公式キャラ「おともだち」に

箱根小涌園開成町

公式キャラ「おともだち」に

共に70周年記念し協定

12月6日

あっとほーむデスク

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

お問い合わせ

外部リンク

Facebook