小田原・箱根・湯河原・真鶴 社会
公開日:2022.11.05
「アンコウ」カレーでどうぞ
小田原地魚大作戦協議会が開発
地元の海でもアンコウ、獲れるんです―。小田原地魚大作戦協議会(田川修三会長)が、10月28日に”小田原のアンコウ”を使ったレトルト食品「おだわらあんこうカレー」の試食会を実施した。
同協議会は小田原の鮮魚店、飲食店、漁業関係者らがメンバー。小田原で水揚げ・取引される地魚の魅力を伝えるため、商品開発などを行っている。
市内漁業者や市場関係者、行政などによる「小田原の魚ブランド化・消費拡大協議会」の委託を受け、商品開発に取り組む同協議会。消費者の認知度や収益性が低いなど市場に流通させづらいが需要拡大の余地のある未利用・低利用魚に注目し、これまで「なめろう」など3商品を開発してきた。
第4弾の原材料としたのは、鍋料理などで冬場に需要の高い深海魚「アンコウ」。市水産海浜課によると一般的にアンコウは海底付近の「底びき網漁」で獲るという。一方小田原では春先に産卵などで深海から上がってきたものを「刺し網漁」で獲るため、冬場と品質に違いは無いというが魚価が低く、海に戻されることが多かった。そんな漁業者からの声もあり活用法を模索、地元の漁師の家庭で日常的に作られてきた料理法をまとめた「漁協のおかみさんレシピ」にある「アンコウのカレー」を参考に新商品の開発を進めた。
4月からGW(ゴールデンウィーク)明けの約40日間で1年の水揚げ量の2倍にあたる2トンを確保。流通しやすく常温保存でき、手軽に食べられるレトルトに仕立てられ、1食あたり約60gの身を使用した。市川将史副会長は「スパイスで魚の生臭さを抑えるなど美味しいカレーを作った。多くの方に興味を持って欲しい」と話す。
今年度は約3000食を用意。小田原のアンコウのPRだけでなく開発までのストーリーを伝え、共感した上で味わって欲しいとまずはクラウドファンディングの返礼品にする。「アンコウは捨てるところが無いと言われている」と市川副会長。今後は皮なども使い、さらに旨味を引き出しバージョンアップしていくとしている。
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