小田原・箱根・湯河原・真鶴 人物風土記
公開日：2023.05.13
小田原二世会の会長に就任した
小澤 三有（みつあり）さん
小田原市荻窪在住 47歳
人と人との交流を大切に
○…「二世会」の名の通り、かつては事業の後継者が中心だったが、現在はそれにかかわらず多くの若手経営者らが交流している。「節度はあるけれど、上下関係がなくフラットに友だちのように交流している」とにこやか。会の活動として40年以上続けてきた、幼稚園、保育園の年長園児を招待し行う人形劇公演は、新型コロナによる中止から今年はいよいよ再開する予定で「成功させたい」と意気込む。
○…小田原市出身。大学卒業後、大手ゼネコンに就職し全国を転々。１００人以上が働く現場で現場監督の一人として、京都や横浜でトンネル工事にも携わった。家業を継いでいた兄が、政治家として活動することになり、30代半ばで小田原に戻った。大企業から社員６人の経営者になり、大切にしていることは「迅速で柔軟な対応」。お客様が望むものを形にできるよう心掛ける。
○…高校から市外に通い、地元の友人が少なかったこともあり、父親の勧めで二世会に入会。初めて出席した場が忘年会で「小田原の偉い人たちがいると思って緊張でガチガチだった」が、気軽に話しかけてもらいすぐ打ち解けることができたという。自身が感じた会の魅力を引き継いでいくため会長として「会員同士がまんべんなく交流をすること」を掲げる。ここ数年で会員数は右肩上がりだが、「人数が増えると派閥ができたりすることもあるが、一体感を大事にしていきたい」
○…妻とは前職で京都に赴任したときに出会った。中小企業の経営者は、人付き合いで「土日もあってないようなもの」だが、そんな夫を支えるよき理解者。家では３人の子どものお父さん。「全員バスケットボールを習っているのでなかなか一緒の時間がない」と苦笑い。
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